【新唐人2016年07月19日】
台湾の映画監督で俳優のレオン・ダイさんが、中台サービス貿易協定の反対運動に参加したとして、中国共産主義青年団(共青団)から「台湾独立派」と名指しされ、ネットで非難攻撃を受けた末に中国製作の映画の主演降板に追い込まれた件をめぐり、ダイさんは自身が台湾独立を支持せず、中国にとって好ましくない団体とは無関係であると釈明する謝罪文を発表した。
ダイさんは中国の女優で監督のヴィッキー・チャオさんが監督を務める映画「没有別的愛(ほかの愛なんてない)」で主役を務める予定だったが、共青団が主導する組織的な非難攻撃を受け、降板に追い込まれた。
ダイさんが3000字もの「謝罪文」を発表したことに対し、香港雨傘運動を支持したため中国政府の圧力により仏化粧品メーカー、ランコムとの広告提携契約を破棄された香港の女性歌手、デニス・ホーさんは、自身のフェイスブックで「屈服は止めどなく繰り返される。最初の一人でも最後の一人でもない」「なぜ、たかが仕事一つのために自分自身の基本的な尊厳をないがしろにするのか。いったい何のための仕事なのか」と批判した。
また、日本のモデルで同映画に出演する水原希子さんも、靖国神社に参拝する写真や旭日旗の前でポーズを撮った写真などが取りざたされたほか、反体制派の建築家・艾未未氏が製作した天安門に向けて中指を立てる写真に「いいね」をしたなどとして、中国で非難の的となった。
水原さんは自身の中国版ツイッター「微博」で、写真に写っているのは自分ではないこと、艾氏の作品に「いいね」をしたのは謝りで、すぐに取り消していたことなどを述べ、釈明している。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/07/18/a1276581.html(中国語)
(翻訳/白白)